TRAFFIC SAFETY SOLUTION

わたりジョーズ君で交通安全を身近なものに

弊社では社会貢献事業として、交通安全ソリューション事業を立ち上げました。
秋田県から全国へ交通安全の大切さを発信し続け、 交通事故「0」を目指した活動を実施しています。

  • 交通安全ソリューションについて

    近年、少子高齢化の進行に伴い、高齢者及び小学校低学年児童による道路横断中の歩行者死亡事故の割合が非常に高くなっております。
    弊社では2005年5月から国立大学法人秋田大学と共同で歩行環境シミュレータ『わたりジョーズ君』の共同開発・商品化を開始しました。
    それ以来、歩行中の道路横断中の交通事故を防止するためには、ドライバーだけではなく歩行者にも道路横断時の安全確認教育が
    重要であると考え、継続して高齢歩行者及び小学校低学年児童の交通死亡事故撲滅を目指した活動を行っております。

    年月日 沿革
    2005年5月 国立大学法人秋田大学と共同研究開始
    「歩行環境シミュレータと交通事故リスク評価システム」の開発

    【共同研究・開発者】
    秋田大学 工学資源学部 教授 吉村昇先生(現・東北公益文科大学長) 秋田大学 工学資源学部 講師 水戸部一孝先生(現・大学院理工学研究科 教授)
    2005年9月 産学官技術開発実用化事業補助金の採択
    2007年5月 製品化 大分県警察本部様へ初導入
    2007年12月 商品名を『わたりジョーズ君』と命名
    2010年6月 特許出願(秋田大学との共同出願) 「特願2010-136496」
    2012年11月 『わたりジョーズ君』商標登録
    2013年7月 警察庁 シニアリーダー育成事業に15台導入
    2014年4月 特許取得「特許第5514640号」

    共同研究開発者の紹介

    国立大学法人 秋田大学 大学院理工学研究科
    数理・電気電子情報学専攻 人間情報工学コース【 博士(工学) 】
    教授水戸部 一孝先生

    「高齢者の安全な移動」をキーワードとして、「高齢歩行者事故」および「高齢ドライバーによる交通事故防止」のための知覚運動特性の評価、運動機能の解析、学習障がい児のための感覚統合能力の重症度検査システムの開発、バイオ電磁気工学などの研究に従事。

    • 主要業績・著書

      人間福祉工学ハンドブック(朝倉書店)、The Silver Market Phenomenon Second Edition(Springer)、車載用センサ/カメラ技術と安全運転支援システム(技術情報協会)など

    • 略歴
      • 1991年 秋田大学 鉱山学部電気工学科卒
      • 1996年 北海道大学 大学院工学研究科 生体工学専攻博士課程修了
      • 1996年 秋田大学 鉱山学部 電気電子工学科 助手
      • 1998年 秋田大学 工学資源学部 電気電子工学科 講師
      • 2008年 秋田大学 工学資源学部 電気電子工学科 准教授
      • 2010年 秋田大学 大学院工学資源学研究科 電気電子工学専攻 准教授
      • 2013年 秋田大学 大学院工学資源学研究科 情報工学専攻 教授
      • 2016年 秋田大学 大学院理工学研究科 数理・電気電子情報学専攻 人間情報工学コース 教授
      • 現在に至る
    • 所属学会

      IEEE、日本生体医工学会、日本交通科学学会、日本VR学会、電気学会、電子情報通信学会

    • 水戸部先生からのコメント

      横手精工株式会社(旧エーピーアイ株式会社)は、2005年より秋田大学と一緒に高齢歩行者の交通事故低減を目的とした歩行環境シミュレータを研究・開発しており、2007年に『わたりジョーズ君』として商品化していただきました。以来、全国の警察、自治体、自動車学校等に導入され、歩行者の車道横断時の交通事故防止の講習・教育に幅広く活用していただいております。また、『わたりジョーズ君』の改良・保守サービスに加え、シミュレータを活用した交通安全講習にも注力しており、超高齢社会を迎えた本邦の交通事故撲滅に益々の活躍を期待しております。

  • インフォメーション

  • 歩行環境シミュレータ『わたりジョーズ君』

    交通死亡事故撲滅を目指して

    交通事故全体における高齢者事故の比率が高まる傾向にあり、その死傷事故の半数以上が歩行中に発生しています。弊社では秋田大学工学資源学部と共同で、高齢者の道路横断時の交通死亡事故撲滅を目指して、高齢者各自の歩行能力や判断力を測定・解析するため、VR技術を用いた『わたりジョーズ君』の開発と、高齢歩行者の交通事故回避能力評価を目的とした研究に取り組んでおります。

  • ミニ歩行環境シミュレータ
    『わた郎君』

    『わたりジョーズ君』の簡易版として、ミニ歩行環境シミュレータ『わた郎君』を開発致しました!『わたりジョーズ君』と比べて軽量・コンパクトな仕様を実現。34型の曲面ディスプレイを採用し、コンパクトなのに大画面での道路横断体験が可能です。ソフトウェアの機能は『わたりジョーズ君』をほぼそのまま再現。また、アイトラッキングセンサを採用し、道路横断時の視線の動きのデータを取得、非接触式で体験者の身体運動・動作のタイミングを測定し、車道横断に必要な歩行能力と判断能力をチェックする事ができます。

  • VRscope版
    『わたりジョーズ君』

    『わたりジョーズ君』をスマホで体験できる簡易版を開発致しました。凸版印刷(株)のVRscopeを利用し、360度見渡す事が可能です。6つのシナリオを兼ね備え、昼・夕・夜だけでなく天候(晴・雨・雪・霧)の変更も可能です。また、通常の『わたりジョーズ君』と比べて軽量・コンパクトな仕様となっており、持ち運びも簡単です。もちろん、頭部データの動きも取得する事ができ、体験者の身体運動・動作のタイミングを測定して、車道横断に必要な判断能力をチェックする事ができます。

  • 活用事例

    子供から高齢者までの皆さんにとって、より安全で安心な社会の実現の為、
    わたりジョーズ君等を活用した取り組みは秋田から全国へ様々な形で広がっています。

    • 横手精工の取組み事例

      • 各種コンテンツ開発

        専用シナリオの開発も可能で、ご研究内容に応じた道路環境を構築します。車両速度、車間距離、車両数、時間帯等、自由に選択でき、長年のVR技術の実績により、少ない工数で新規シナリオ開発が可能です。

      • 交通心理学会

        弊社は交通心理学会へ入会し、日々交通安全に関する知識の習得に力を入れております。歩行環境シミュレータ『わたりジョーズ君』を使った交通安全講習における高齢者の特徴等について研究しております。

      • CSR活動

        社会貢献活動、地域の交通安全教育センターという役割、地域活性化等、様々な目的で民間企業様でもご活用頂いております。

      • 地元行政機関からの
        委託事業としての活用

        地元の行政機関からの委託事業として、各地へ出前講座を実施しております。

      • レンタル事業

        交通安全イベントや研究用途で活用したい企業様や自治体様、研究機関様向けに事前予約をして頂くことで『わたりジョーズ君』を貸出しすることが可能です。また貸し出しを行っている企業様もいらっしゃいます。
        ※設置・操作・撤収作業は借り主側が実施する為、事前講習が必要です。

    • 官公庁様の活用事例

      • 01高齢者向け体験型交通安全講習での活用

        地域の公民館や施設等へ出張し、体験型交通安全講習を実施しています。
        本体験型講習会を通して安全確認の大切さ等を指導し、地域の交通安全活動に貢献しています。また、リプレイ映像の再生や結果表を出力する事で、交通事故に遭う可能性の高い方を事前に見つけ出し、個人が抱えるリスクに対して効果的な交通安全指導を実施する事も可能です。高齢者による交通事故で特に多いシナリオ(夕方の再現、斜め横断体験等)の活用により、道路横断の危険性についても体験して頂いております。

      • 02小学校における交通安全教室での活用

        つられ横断シナリオ等を活用し、飛び出し事故を再現できる子供ならではの体験型交通安全講習を実施しています。周りの子供達からの大声援の中、ゲーム感覚で楽しい交通安全教室を開く事が可能です。バス停周辺の横断、渋滞している車両間からの危険横断、つられ横断等、子供向け交通安全講習に効果的なシナリオも充実しております。
        また、信号機のある道路横断も可能で、基本的な交通ルールの教育も可能です。リプレイ映像を全員でチェックしながら、自分だったらどのように横断するか等を考えてもらったり、ぬりえ付の結果表を渡し自宅へ持ち帰って頂く事で、家族と一緒に交通安全について考える機会を与えたり等、効果的な交通安全教育を実施する事が可能です。

      • 03シニア・リーダー育成モデル事業(警察庁様)

        各種シミュレータを用い、高齢者から高齢者に対して交通安全教育を行う事で、危険行動等について高齢者の理解を促す効果的な交通安全教育を実施する事業に「わたりジョーズ君」が選ばれました。高齢者指導員(シニア・リーダー)が交通安全教育を行い、受講者から新たなシニア・リーダーを育成する事で自立的に交通安全教育サイクルを構築する事が目的です。また、従来は老人クラブなどの組織に属している高齢者を中心に交通安全教育が行われてきましたが、高齢者個人間のネットワークを利用することで、組織に属さない高齢者まで交通安全を教育出来ると期待できます。

      • 04地域密着型の交通安全教育専用施設への設置

        交通安全教育専用の施設に常設し、誰でも体験が可能。学校や各種行事の一環等、団体様向けのご活用はもちろん、ご家族やご友人同士でのご利用も可能です。
        写真右|豊田市交通安全学習センター様(愛知県豊田市)/
        写真左|セーフティープラザみえ様(三重県)

      • 05どこでも体験可能な交通安全教育専用トラックへの設置

        交通安全教育専用のトラックに設置し、各地へ移動する事が可能。交通安全教育はもちろん、人がたくさん集まるイベントでも大活躍。商業施設や各種お祭等での活用で、楽しい交通安全イベントを開催する事が可能です。

    • 研究機関様との共同研究事例

      • (1)シミュレータを活用した車道横断時の高齢者の安全確認動作の研究
      • (2)横断安全度診断、新たな交通安全教育用コンテンツの研究開発

      現在、慶應義塾大学と横手精工(株)が共同で研究開発を進めております。

      交通死亡事故撲滅を目指して

      交通事故死者の状態別では、歩行中が自動車乗車中を上回りもっとも多く、事故状況では横断中が多く、年齢層では高齢者の割合が高くなっています。さらに、歩行中死者の約60%で歩行中の法令違反があるとされており、今後の交通事故対策では、免許者であるドライバーの歩行者保護運転の強化と同様に、非免許者である歩行者側への安全教育が必要なことは明らかです。こうした状況の中、横手精工は歩行者教育に活用するシミュレータの開発から教育の実践までができる、世界的にみても数少ない企業だと思います。今後は、シミュレータで得られた横断データの分析を深め、高齢者や子供向けに実践的な横断安全教育を普及させる取組みを強化されることが期待されます。私もその取組みにお役に立てるよう支援させていただきます。

      • 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 西村 秀和先生

        製品やサービス、あるいは新規ビジネスを起こすために必要なシステムズエンジニアリングを普及させるための教育および研究を実施することで、特に安全に関するビューから様々な研究活動を行っている。自動車の自動運転レベルへの要求が高まっていく中で、それらを取り巻く交通システムが安全を確保するために必要なことは何かを、システムズエンジニアリングの立場から検討し、自動運転システムおよびそのHMI(Human Machine Interface)の設計に関する研究を手がけている。さらに、北村憲康特任准教授とともに、高齢ドライバー、高齢歩行者の確認行動の分析、事故多発交差点の分析に関する実践的な研究に従事している。

      • 東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 主席研究員
        慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 特任准教授
        北村 憲康先生

        企業・自治体向けに交通安全活動の企画・支援を行い、これまで延べ300を超えるプロジェクトを手がける。正確なリスク分析から重点リスクを抽出し、リスクに対応した合理的な事故防止手法を人間工学や交通心理学の知見を用いて提示している。また研究では、高齢ドライバー、高齢歩行者の確認行動の分析から事故多発交差点の詳細分析まで、現状の交通事故の課題に適応する内容を実践している。

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